オステオパシー(整体)とは|宮崎市の整体ひなたオステオパシー整体院

オステオパシー(整体)とは?
オステオパシーとは、アメリカの医師アンドリュー・テーラー・スティルによって1870年代に創始された解剖学・生理学をベースにした手技による治療哲学であり、整体術の一つです

オステオパシー(osteopathy)の語源は、ギリシャ語のOsteo(骨)とPathos(病理、治療)です。

オステオパシーを用いた施術は、骨や筋の施術にとどまらず、内臓、動脈・静脈やリンパ、脳、神経など体に存在するあらゆる器官に対して手技による施術を行い、構造の変位を調整し、体にバランスの良い動きをつける事で、人間が本来持つべき自然な状態に体を導きます。

オステオパシーでは解剖・生理学を基づく知識、繊細な触診能力を元にした診断と、その問題を解決する矯正テクニックを用いて、構造の正常化から自己治癒力を高め、機能改善を促します。

オステオパシーがすべき仕事とは、腰が痛い、首が痛いといった症状にアプローチする事ではなく、自然治癒力を邪魔している問題を取り除く事、そして自分自身で問題を解決出来るようになる体づくりのお手伝いをする事であると考えています。

すなわち、人の体を腰や肩や手・足といった部位単位で診るのではなく、一つのつながりのあるものとして、全ての筋肉・関節・内臓・筋膜・リンパ・血管・神経などの細胞が協調して機能するように、痛みを訴えている原因を探しだして施術をしていきます。

発祥の地アメリカでは、30以上のオステオパシー医科大学があり、その卒業生はD.O.(Doctor of Osteipathic Medicine)と呼ばれ、いわゆる医師(M.D.)と同等の地位を得て、投薬や手術などの医療業務を行う事が可能となっています。

現在、イギリス・フランス・オーストラリア・ニュージーランドでも、正式な国家資格もしくは、認可制のもとにオステオパシーは認められています。

オステオパシーの哲学

1.身体は一つの単位である

いわゆる現代西洋医学では、内科・外科・神経内科・整形外科など、身体の不調に対してそれぞれの関連する部位を分業して治療しています。これはそれぞれの分野で専門性の高い治療を受けれる反面、内臓が原因で肩が痛くなったり腰が痛くなったりといった複数の科をまたがる様な問題に関しては難しさがあり、原因不明と診断されることも少なくありません。

しかしオステオパシーでは身体のあらゆる器官が相互に関連し合っている一つのものであるという考え方のもと、身体のあらゆる器官を対象に相互の関連性を考えながら施術していきます。

2.身体は自己治癒力を持つ

元々、人間には怪我や病気をしても身体自らで癒す力を持っています。その証拠に、子供の頃に転んで怪我をしてもすぐ治ったのを覚えてませんか?学生時代には疲れていても一晩寝ればリセットされませんでしたか?

しかし年をとるにつれて怪我の治りが悪い、病気が長引く、疲れが抜けないといった自覚症状が出てきます。

これは年齢とともに積み重ねた問題(怪我、ストレス、トラウマ、不良な食生活など)によって、元来持つ自然治癒力が十分に働きづらい状態に抑えられているからです。

そのためオステオパシーがすべき仕事とは、腰が痛い、首が痛いといった症状にアプローチする事ではなく、自然治癒力を邪魔している問題を取り除く事で自分自身で問題を解決出来るようになるお手伝いをする事であると考えます。

3.構造と機能は相互に関係し合っている

例えば、スキー靴を履いた状態ではしゃがむ事が出来ないですよね?

これはスキー靴によって足首の可動域が制限される構造上の問題によってしゃがむという機能的な制限が出るのです。

このように機能と構造は密接に関連しあっており、身体を正常に機能させるには構造を正常化する必要があるのです。

しかし残念な事に、出来ない事に対して反復練習すれば出来るようになると言う概念のもとで機能訓練ばかり行っているところも少なくありません。

オステオパシーでは解剖・生理学を基づく知識、繊細な触診能力を元にした診断と、その問題を解決する矯正テクニックを用いて、構造の正常化から自己治癒力を高め、機能改善を促します。

4.治療は以上の3つの基礎原理に基づく

オステオパシーは治療テクニックではなく、治療哲学であり、これらノ原理・原則を基にして、それぞれの身体状況にあったテクニックを選択して施術を行います。

https://oriental-osteopathy.net/

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